欧州遠征中のラグビー日本代表(世界ランキング16位)は11月10日(土)、ルーマニアの首都ブカレストにあるナショナルラグビースタジアムで16時(日本時間23時)からルーマニア代表(同18位)とテストマッチを行った。
欧州でのキャップ対象試合では過去25戦勝利したことのない日本代表だったが、34-23(前半17―9)と歴史的な勝利を挙げた。またLO大野均は本日の試合でキャップ数が62となり、伊藤剛臣(釜石シーウェイブス)と並び歴代3位タイのFW最多キャップホルダーとなった。
ルーマニア代表は世界ランキングこそ格下だが、日本代表同様にワールドカップには7大会連続出場中で伝統的にスクラムやラインアウトのセットプレーが強く、2004年に対戦した際には日本代表はアウェイで10-25と敗戦。またルーマニア代表は6月に行われた「IRBネーションズカップ」でイタリアA代表とアルゼンチンA代表(ジャガーズ)を破って優勝するなど今、調子は上向きだ。一方の日本代表も、10月28日から国内、そしてフランスで合宿を重ね、しっかりとこの試合に標準を合わせてきた。またNZから帰ってきたばかりのHO堀江翔太とSH田中史朗も代表に合流し、ともに先発出場を果たした。